「逃げるぞ」
「……へ?は、はぁ……?」
私の目を見てはっきり告げた。
周りの男達を無視して、私との距離を詰めたのは。
「ひ、響、あんた逃げるって何で私まで……」
「捕まりてえのかよ」
「んな訳ないでしょう?」
本当に今まで人を殴ったり蹴ったりしていたのか、と思うくらい、いつも通りシュッとしてる。
どこ行くの?
逃げた方がやっぱりいいんだよね?
何より、取り残される方が怖いかもしれない。
そう思い、歩く響の背中を追った。
逃げる、って言うくせに、全然急いでない様に見える。
走らなくていいの……?
二人、並んで歩く。
こんな時。どう話すればいいのか分からない。
何より、さっきの響の姿が脳裏に焼き付いている。心臓の動きは未だにおかしい。
歩道から、裏道にはいった、その時だった。
遠くから聞こえる、サイレンの音。
――――パトカーだ。
「……へ?は、はぁ……?」
私の目を見てはっきり告げた。
周りの男達を無視して、私との距離を詰めたのは。
「ひ、響、あんた逃げるって何で私まで……」
「捕まりてえのかよ」
「んな訳ないでしょう?」
本当に今まで人を殴ったり蹴ったりしていたのか、と思うくらい、いつも通りシュッとしてる。
どこ行くの?
逃げた方がやっぱりいいんだよね?
何より、取り残される方が怖いかもしれない。
そう思い、歩く響の背中を追った。
逃げる、って言うくせに、全然急いでない様に見える。
走らなくていいの……?
二人、並んで歩く。
こんな時。どう話すればいいのか分からない。
何より、さっきの響の姿が脳裏に焼き付いている。心臓の動きは未だにおかしい。
歩道から、裏道にはいった、その時だった。
遠くから聞こえる、サイレンの音。
――――パトカーだ。

