青空の下月夜に舞う

車の影でよく見えない。


一歩、また一歩、足を踏み出す。


「てめぇ等ぐらいじゃ殺られねえよ。なめてんのか」


声がはっきり聞こえるところまで来た時。

もうそこで何が起きているのかは、理解出来ていた。


見えなかった車を抜けた所に見えたのは、駐車場の外灯に照らされた――――男の人。


倒れている人三人。

立っている人二人。



そして――殴りかかろうとしている人、一人を。

真ん中で避けて、後ろ回し蹴り。


背中から羽交い締めにされた、かと思ったら、その力の反動で、前から殴ってくる人の顎に掴まれた男の足の先がクリーンヒット。

そのまま羽交い締めにしていた人を反転させて、蹴り上げた。