青空の下月夜に舞う

ずんずんと、私達との距離を詰め、私の手首から手を振り払ってくれた。


「2年虐めて意気がってんじゃねえよ」

「さゆりには関係ねえだろ」


携帯番号は交換したけど、そのままになっていたさゆりさん。後の二人も下駄箱から出た所でこっちを見て居た。


「関係ねぇ事あるかよ。麻衣は私の友達だ」

「……っ」



さゆりさんの言葉に。思わず顔を下に伏せる。

ヤバイ。今のはマジで反則だ。


「しかも麻衣は美咲のツレだよ?知っててちょっかい出してんの?」

「……は?」


さゆりさんが由美に詰め寄る。
え。何?

裸女の名前に、由美の肩が揺れた。


「も、いいよ。由美行こ……西舘との約束遅れちゃうよ」

由美の取り巻きの一人が呟くと、さゆりさんの顔を数秒睨んで立ち去った。