青空の下月夜に舞う

「生活かかってるぅ~?」

私の言葉を、一人。大きな声で復唱する一人の三年。


すると、四人で手を叩いて、明らかにバカにした笑い方をし出した。


「あははは!ちょーーウケる!お前んち貧乏かよ!」

「学費払えないからバイトって感じ?」

「無理して学校来んなっつーの!」

「あははは!腹痛い!あははは!そんな台詞ドラマでしか聞いた事ねえよ!」

「戦後?お前ん家赤紙くんじゃねえ?!」


あははははは……――――――


周りに響き渡るぐらい。大きな声。
何でこんな風に笑えるのかさえ、理解出来ない。

人を馬鹿にするのがそんなに楽しい事なんだろうか。


ひとしきり笑われ、無言で立ち去ろうとした時だった。


「行っていいなんて言ってなくね?」


一人の女が私の手首を強く握った。