青空の下月夜に舞う

靴を履き替えながら、遠くなって行く声に胸を撫で下ろすと、私も生徒玄関から出た。


「おい」


――ビクッ。

生徒玄関を出た所で。
ニヤニヤと、私を見つめる四人組。


「今からカラオケ行くんだけど。一緒に行かない?」


……嫌な予感しかしない。

周りにも下校する生徒がいるからか、言葉は交遊的だけど、態度がそうは言ってない。


私は視線はそのままに口を開いた。


「バイトなんで……」

私の答えに、あからさまに嫌な顔をしたのは、リーダー格の人。
確か由美って呼ばれてた。


「はぁ?一日ぐらい休めるでしょ?」

「や……」

「病気とかいっちゃえばいいじゃん」

「いや、生活かかってるんで……」

徐々に四人との距離が縮まる。