青空の下月夜に舞う


帰りのホームルームが終わり、ゾロゾロと教室から出る。


「今日はパン屋?」

「うん。つーか早く冷蔵庫欲しい。そろそろ冷たいお茶が恋しいし」

「あはは!確かに。まだ部屋スッカラカン?」

「あの日から変わらないよ」


セナと話ながら鞄を手にする。
今日は塾でテストがあるらしく、隣のクラスの子が迎えに来ると、笑顔で手を振った。


塾かぁ。
お金出して勉強出来るって、やっぱ幸せだよな。
私の場合は、塾の後だと、もう高校生は働けない時間帯に入るから生きていけないや。

特別今の環境に不満がある訳じゃないけど、たまに比べてしまう。


私は私だ。

なんて、本当に強くないと言えない台詞だ。