黒色女子を個人授業

ということで、と大城は今井に向き直った。

「僕はしばらく忙しくなりそうなので、天野さんのフォローはお願いしますね」

「は? 俺? やだよ!」

思わぬとばっちりをうけて、今井は冗談じゃないと首を振る。

「自分でやれよ自分で」

大城は無理とばかりに肩をすくめた。

「僕、宮間さんの件も片付けなきゃならないんですよ。
彼女、うちの部署に移動願いを出しているそうで」

「移動? なんでだ?」

「向こうの部署でいろいろあるみたいですよ」


また訳ありか、と今井は面倒くさそうに頭を抱えた。

「……まったく、お前は厄介なもんばっかり抱え込みやがって……」

「本当ですねぇ」

自嘲の笑みを漏らす大城。