「やだよ。おれ亜美が居ないと嫌。」
「……………………」
「亜美、」
「……」
「亜美っ…」
私の名前を呼ぶ奏の声がだんだん弱々しくなっていく。
「亜美、亜美っ………」
私はどうすればいいの…?
「他の男のとこ行くなよ…無理だよ、変になりそうで怖いんだよ……」
「奏はさ…私のことなんだと思ってたの?私は奏の彼女でいたかったよ!?
でも、奏にとって私
友達扱いしかしなかったでしょ?
私は、奏の友達なんかになりたかったわけじゃない!!!!!
彼女になりたかったのに!!!
もう遅いんだよ…早く気づいてよ…」
ダメだ、涙が出て来そう。
でもここで弱みを握られたら
また手のひらで転がされる。
そんなの嫌だー。

