みんな次々に帰っていく。 私は1人奏を待つ。 今日は気づいてほしくて。 記念日だけは覚えていてほしくて。 そんな期待を持っていた。 でも、そんな期待はすぐに壊れた。 「亜美、ごめんなー!今日は帰れねえや…またあしたな?」 「えっ…そ、そんなに大事なの?」 「………おぅ」 小さく返事が聞こえて あどけなく 「そっ…か………」 私は1人、暗闇に取り残された そんな気がして仕方がなかった。