自分勝手な魔女の話

むかしむかしあるところにじぶんかってなまじょがいました。

このこまったまじょはいつもじぶんのおもいつきでひとびとをこまらせていました。そんなまじょのことをひとびとはとてもめいわくにおもっていました。

あるひ、まじょがいつものようにもりのなかをさんぽしていると、ひとりのおんなのこにあいました。まじょはいつものおもいつきでこのおんなのこをこまらせようとしました。しかし、このおんなのこはひとびとにいじめられていたので、まじょにあそんでもらっているとかんちがいしていたので、まじょのいじわるはききませんでした。あまりのしぶとさにかんねんしたまじょはこのおんなのこにきょうみをもち、ふたりはいつしかともだちになりました。

もりのなかをふたりではしったり、きのみをあつめてぱーてぃーをひらいたり、おちばをあつめておひるねしたり…たのしいときはあっというまにすぎていきました。

そしてちいさかったおんなのこがじょせいとよばれるころに、このおんなのこがけっこんすることがきまったのでした。まじょはいつものもりのなかにいたのでこのことはしりませんでした。そしてけっこんのしょうたいじょうをまじょにとどけるためにこのおんなのこはまじょのおうちにでかけました。

まじょはこのおんなのこがひさしぶりにあそびにきたとおもったのでとてもよろこびました。そしてしょうたいじょうをもらってまじょはもっとよろこびました。そしてまじょはおんなのこにわざわいがおこらないようにとないしょでまほうをかけました。そしてまじょはおんなのこにけっこんしきにいくとやくそくしておんなのこをみおくりました。

しかし、じつはこのけっこんしきはむらびとたちがまじょをたいじするためのうそだったのです。そうとはしらないおんなのこはおおよろこびでまじょをしょうたいしたのでした。

そしてとうとうそのひがやってきたのです。
けっこんしきはたいようがまうえにあがるじかんにはじまりました。しかし、いつまでたってもまじょはきません。それもそのはず、あわてんぼうのおんなのこはじかんをかくのをわすれていたので、まじょはこのじかんにはじまることをしりませんでした。それをまじょにきづかれたとかんがえたむらびとたちは『きっと、おんなのこがばらしたんだ!』といってこのおんなのこをなぐりました。

そのとき、まじょがかけたまほうがこのおんなのこをまもりました。それとどうじにこのことがまじょにもつたわりまじょはおおいそぎでおんなのこをたすけにいきました。

むらびとたちがおんなのこをなぐりつづけているところをみたまじょはいかりくるってこのおんなのこいがいのひとをぜんいんころしてしまいました。それをみたおんなのこはおそろしさのあまりきをうしなってしまいました。

おんなのこをつれていえにもどったまじょはもうにどとおんなのこをきずつけないようにおんなのこにじぶんからはなれないようにまほうをかけました。そしてにんげんとつくったきおくをけして、まじょとのきおくにかえました。

こうしておんなのことまじょはいつまでももりのなかでしあわせにくらしましたとさ






めでたし、めでたし。