どうしてこう、カイは、
口を開けば空想話ばかりなんだろう。
どうしてポンポンと、
あり得ない妄想を恥ずかしげもなく
喋れるわけ?
いつも、不思議に思う。
「カイ、なんでそんなに
空想ばっかりできるの?
この世じゃ絶対に考えられない事って
わかってる?」
ついつい言葉がキツめに
なってしまったけど、
カイは飄々とした面差しで、
するりと軽く受け流した。
「そんくらいわかってる。
けど、もしそうだったら、って
想像することが楽しいんだ」
…やっぱり私とカイは、
どこまでも合わない気がする。
メニュー