「あ、雲の魚が泳いでる」 階段を降りる途中で、 カイが空を流れ行く雲を指して ほざいた言葉をスルーする。 …どうしてこんな奴と 友達になったんだろう。 絶対に明日から 居心地の悪い関係が続くよ…。 でも…もう遅いよね…。 友達リセットの思いを断念し、 無心に階段を降りた。 やがて1階につき、 裏口から外へ出て、分かれ道。 「んじゃなー!また明日!」 「…うん」 大きく手を振るカイに小さく手を 振り返し、紺色に濡れた空気の中、 家に帰宅した。