星想い




やけくそ気味に、黄色、ピンク、

夏崎カイの瞳のような青い金平糖を

口に放り込んだ。



…カリッ、と耳に届く、軽い爽快な音。



口の中に、甘い、甘い、

優しい味が広がっていく。



舌の上で転がすと、

ころころと転がって、とても、

おいしかった。



「…おいしい」



「だろ。星屑は、

星からのプレゼントだからな!

もしかしたら、ペガサスが

作ってくれたのかもな」



…別に冗談めいた顔はしていないから、

まぁ、真面目なんだとは思う。



だけど…。