星想い




「星屑って…金平糖?」



「そ。星屑っぽいだろ?」



透明な小瓶の中に詰まっていたのは、

カラフルな金平糖たちだった。



…確かに星っぽいけど…星屑、って…。



絶句して何も言えないでいると、

夏崎カイは私の右手を掴み、

小瓶から3つ取り出した小さな金平糖を

握らせる。



「おいしいからいいじゃん。

女子は太りそうだけど」



…太る、かなぁ…。



最近、ほんのちょっとだけ

太ったことを思い返す。