「8歳で里親に引き取られても、
孤独感は消えなかった。
良い人たちってのは理解できたけど、
所詮 他人って考えてた。
空想で、寂しさを紛らわせていた」
そう聞いた時、前に、
カイが空想をするのが癖だと
言っていたことを思い出した。
…ようやく合点がいった。
どうして空想をするのが癖なのか
不思議だったけれど。
「小中学校も、参観とかに日本人の
親が来たから、養子だって言われて
イジメられた。
ロッカーに閉じ込められたり、な」
…なんだか、同じだ。
何もかもが違うのに、まるでもう1人の
私を見ているように、思えた。



