「気ぃ失って、気がついたら病院。 カーテンが揺れてて、 病室には誰もいなかった。 10年以上前のことなのに、 鮮明に覚えてる」 …カイの声は、 悲しさが入り混じっていた。 「その後…初めて会った親戚に、 両親が亡くなったことを告げられた。 親戚に引き取られるのかと思ったけど、 育てられないって断られて。 孤児院に入った」 その日から、ずっと孤独を感じながら 生活をしているうちに、 空想ばっかりするようになったよ。 カイはそう言ってフッと笑った。