星想い




バケツの水をかけられる以上に

激しくなってきた雨は、

私に向かって打ち付けた。



制服が肌に張り付いて気持ち悪い。



…さむくて、つめたい。



家が見えてくる。



あぁ、今この状態で、

お母さんに会いたくないな。



きっと、酷いことを言ってしまう。



…頭ではわかっていても、

私の帰る場所は1つしか、なくて。



この1週間、夕方はずっと

鍵が開いているその家の扉を開けて、

中に入った。



…温かさに、また、

止まったはずの何かが、

こみ上げてきそうになって。



お母さんがリビングから出てきて、

私を出迎えた。