「なあんで、クリスマスイブだってのに学校みっちりあるんだよ!しかもなんで明日もみっちりなんだよ!町のネオンは今日もキラビヤカだわ!!クリスマスツリー点灯中だわ!クリスマスソング聞きながら学校登校とかありえないでしょ!!!ディズニー行きたい!!!!」
終わった。一頻り叫んでスッキリしたところで、周りを見渡す。みんな、何時ものことだと気にしていない。いや、もう少しくらい気にしてほしいなあ…なんて。でも恵太は優しかった。

「スッキリした?お茶でもして帰ろう!」
涙目で恵太に引きずられながら校門をでた私たちは学校近くのカフェへ。いや、あのチェーン店です。高校生がよくいくあれ。
ご想像にお任せします。