小悪魔的な彼と悲観的な彼女



あぁ、出たよこのスマイル。ニッコリ微笑んで言われても…なんかもう、ここまで記憶に無いと…なんかもう…鳥肌がヤバイ。

…だけど、嘘みたいな怖い話だけど、今聞いたそれは全部間違い無い事実だった訳だ。つまりこれは、拓也君と酔っ払いの私が話してたって言が完全に真実だって…今証明されてしまったと、そういう訳だ。


う…受け入れられない。

受け止めきれない!


「でね、すみれさん。ここからなんだけど」

「!、ま、まだ何か⁈ 」


これ以上は流石に無理!と、思わず怯える私を見て、拓也君はキョトンとした後、クスクス笑い出した。え?何で?なんで!なんて警戒心半分で様子を窺うと、改めて拓也君とバッチリ目が合って。


「…うん。でもここからは僕の話」

「…え?拓也君の?」


なんて、当然私の小っ恥ずかしい話だとばっかり思っていたから、今度は私がキョトンとする番に。でも…そっか。そういえばそうだ。拓也君の気持ちがまだ聞けて無い。


「そう。僕がすみれさんにハマってく話」