嘘を重ねて。




「ユエ…良かった…っ」


そう何度も何度も呟きながら
存在を確認するように力強く

私を抱き締めるタク



「ユエ待ってて先生呼んでくるから」



そう耳元で告げると
私から離れて部屋を走って出て行った


天井をぼーっと見つめて
生きてる事を噛み締めた

記憶が曖昧でまだ混乱してる

でももう一度タクの顔を見れた事が
今は心から嬉しかった


‥‥タクを泣かせてしまった

申し訳ない事をしたな、と1人クスクス笑う


私はもう一度目を閉じると


今度は眠りの世界へと意識を手放したーーーーーー