部活も何だかあっという間に終わってしまった。着替えてる途中で、白雪くんの真っ赤な顔が思い出される。
「あの人、いるのかなぁ、彼女とか……」
「……白雪にってこと?」
「……えっ、聞こえちゃった?」
「よく聞こえたよ。元気なところと声がでかいのだけが取り柄でしょ」
失礼なとは思うけど、口には出さない。
「あの人に彼女いなかったら、世界中の男が彼女出来ないと思う」
「顔が良いから?」
「それもあるし、モデルだからお金だって持ってるはずだし。どっかの大企業の息子って噂もある」
「よく知ってるね……メグ」
私は何も知らないんだ。白雪くんのこと……。
制服に着替えて、急いでカバンにジャージをつめこむ。
「今日もまたあっついよね。ねぇ、ミユ。コンビニ寄ってアイス食べよ」
「うーん、私はいいや」
今日はどこにも寄りたくない。まっすぐ家に帰りたい。何故だかそう思った。
明日……会うのか。
