皆……、ごめんね。
私のせいで、こんなことに巻き込んで。
目の前では、激しい乱闘が繰り広げられている。
私は何もできずに、ただその場で泣き崩れていた。
コソコソ
「さ、く、らー!」
窓の外から微かに声が聞こえる。
目をやると、モモが顔だけ出していた。
来てくれたの?
心配症の真柴のことだ。きっと、来るなって言われていたに違いない。
私はモモにしゃがむように手でジェスチャーして、窓の下に見つからないように移動した。
顔の見えないまま話をする。
「モモ、来たら危ないよ!」
「だって、心配で心配で!何もされてない?」
「ありがとう。大丈夫、皆が来てくれたから。」
「よかった〜。」
「モモ、見つからないようにそこでじっとしてなね。」
「ねぇ、勝ってる?」
「……うん。」
人数は圧倒的に不利だったが、西村が集めてきたヤツらは大したことなかったらしくコテンパンにやられていた。
あと、1人……
頑張れ、瑆くん!!
「アァァァァァ!!」
瑆くんの最後の1発が決まった。
「……勝ったよ、モモ。」
「はぁ〜!よかった〜!!」
ヤツらは、そそくさと退散していった。
「もう、2度と俺らに関わるんじゃねー!」
真柴が最後に言った。

