その時、ガチャッとドアが開く音が聞こえた。 誰か、来ちゃったかな。 振り向いたら… 「…先輩?」 そこには息切れした愛しい人。 「はぁ…はぁ…なんで、行っちゃうんだよ…」 「だって、恥ずかしいし、断られると思ったから…」 私のために走ってくれたと思うと、嬉しいけど申し訳なくて。 「んな訳ねーだろ。」 「えぇ…?」 「クリスマス、一緒に過ごそうぜ。」 「せん、ぱい…!」 どうしよ、嬉しすぎる…