指切り

それから私は学校を休んだ


いわゆる不登校だ

「めぐ。学校は?」

「・・・・・・」


「行かないの?」

「うん」


毎日これだけの
会話


でも、
少ししたら
なぜかモヤモヤと
自分のせいにすることが
なくなった



もうその頃は中1の夏だった


ガラララ

「おい、しばらく休んでた斎藤めぐさんだ
 仲良くしてやれ」

「はーい」


だけどもう3・4ヵ月の遅れ

話せる友達もいなかった