本当の「好き」に気づいたとき、




ハッピーな出来事があり、私は浮かれていた。


6時間目まで終わって帰ろうとしてるとき


「楓」



ドア付近で聞きなれた声。


「あ!待って雄大!」


私は雄大といつも一緒に帰る。


これも小学校から続いている。


二人で帰るいつもの道。


あんなに子供だと思っていた雄大はいつのまにか車道側を歩いていた。


いつからだろう。


雄大は男らしくなったなあ。

「なに?」


「えっ、えっ!?」


「さっきから人の顔じろじろ見て。

俺は佐野じゃないんだけど?」


うっ…!!!!


「うるさいな!そんなの知ってるし!

雄大なんか佐野くんの足元にも及ばないし!」


…とか言って実は雄大も佐野くんと争うほどの人気があった。

いわゆるイケメン。


「はいはい」

そしていつも笑って流される。

お決まりだよね。

ポッケに手を突っ込んで歩く雄大。

そのとなりで私が歩く。

雄大の歩くスピードはもっと速いはずだった。

合わせてくれてるのかな…。

本当に…。