本当の「好き」に気づいたとき、






夕日が段々沈む中、佐野くんは言った。





「実は…俺さ…………」














「彼女、いるんだ」











え……………………………………?




「佐倉の気持ちは嬉しい。

でも答えられない」




そういうと佐野くんは固まった私の横を通り過ぎていった。





「ごめんな」






私の頭の中は真っ白だった。




パニックだった。




そんな中ガチャ、と、扉の閉まる音が聞こえた。







その場からしばらくの間動けなかった。