本当の「好き」に気づいたとき、



「なんだ起きてたのか」


「あ、うん」


雄大がお粥を持ってきてくれた。


「…佐野?」


私の右手に持たれた携帯を見て雄大が聞く。


「え、うん!電話してきてくれたんだあ」


私はこれ以上にないニヤケを見せたのだろう。


「へー良かったね」


あっさり流される。


そして雄大はベッドの脇の棚にお粥を置いた。



「食えたらでいいから」


「ありがとう雄大」


笑顔で答えた。