本当の「好き」に気づいたとき、





「へぇ〜。よかったじゃん」


案の定、無関心そうな返事を返してきた雄大。



学校が終わり、私は雄大の家にいた。



「うふふふ」


「キモいからこの問題解け」



変な笑がもれる私に雄大がビシッと言う。



「はーい」


「今日はやけに素直だな」


「ふふふ当たり前じゃん!」



ハイテンションな私についてこれていない雄大。


そして私は最後の問題に取り掛かった。



「よし、合ってる。

数学できるようになったじゃないか」



雄大が私のノートを見ながら言った。



「でしょーっ!!」



すると雄大はクスッと笑った。



「じゃあご褒美だな」


そう言って私の頭を撫でると部屋を出ていった。



ご褒美?



そしてすぐ戻ってきた。



雄大の腕の中には私の大好きなチョコレーが。



「また中間試験あるけど頑張れよ」



ニコッと微笑んで私にチョコレートを渡す。


「えっ!いいの!?」



「お前は昔から好きだもんな」


満面の笑みを見せる雄大。


「やった〜!ありがとう!」



殺風景な雄大の部屋に私達の笑い声が響いた。