「よく考えるともう一年終わりだねー」 楓が言った。 「そうだね」 この一年、本当に色々あったよ。 まさか、自分の気持ちがここまで変わると思ってなかったし。 新しい道が開けるとも思ってなかった。 観覧車は頂上につく。 楓は相変わらず外を見ている。 「楓」 楓が振り向く。 その距離、5センチ。 俺ね、言わなきゃいけないことがあるんだ。