「ほら!ここ」
イルミネーションで飾られた看板には、「ナイト・パーク」の文字。
ここはイルミネーションで有名な場所。
遊園地とまではいかないが、観覧車やちょっとした乗り物がある。
なんといったって、ここのメインはイルミネーションなんだから。
「高校生二人で」
受付で雄大が言う。
「あの…」
「金とか言ったら帰るぞ?」
「えっ」
だって何もかも払ってもらって…
「いいの。俺が決めたの」
そう言って財布を出す雄大を、私は暖かい目で見つめた。
中は夢の国のようだった。
クリスマス風のイルミネーションが、何も無い大地を彩っている。
カップルや家族連れで賑わっていた。
「すっごーい…綺麗…」
「だろ?」
イルミネーションを見つめる雄大の横顔を眺めているだけで幸せな気持ちになっていく。
「上の方行ってみよ。観覧車もあるし」
観覧車から見たらさぞ綺麗なんだろうな。
このパーク全体が見えるのだから。


