本当の「好き」に気づいたとき、




「ハヤテー!!!」



「ママー!!」




母親を見た瞬間、ハヤテくんは全力疾走で向かっていた。





再会できてよかった。





「雄大!いつの間に?」



楓が俺に向かって歩いてくる。




「たまたまいたんだよ」




俺は笑った。



「ありがとう雄大!」




いやいや…礼を言うのは俺の方かもな。




俺1人だったらなにができたんだろう。



そう考えると楓の存在は大きかった。





「本当にありがとうございます!」





母親が頭を下げてきた。




「いいんです!

よかったね、ハヤテくん」




楓はしゃがんでハヤテくんを見た。




「うん!

お兄ちゃん、お姉ちゃんありがとう!」




そう言ってハヤテくんは俺を見た。




俺は笑顔を見せた。





「赤ちゃん、元気に産まれるといいね!」



「うん!」






母親は頭を下げながら、ハヤテくんは手を振りながら去っていった。




「見つかってよかったー!」



楓が伸びをした。





そのとき、俺はふと思った。