本当の「好き」に気づいたとき、






雄大side




「うわぁぁぁぁぁん!!!」




!?




楓と二人で歩いていると突然子供の泣き声がした。




「なんだ?」



見るとすぐ向こうに1人で大泣きしている男の子がいた。




「迷子かも…」




そう呟くと楓は男の子に向かって走り出した。




「お、おい!」



俺もあとを追う。








「ボクどうしたの?」



男の子にたどり着き、楓が話しかける。




「マ、ママ、が、いない、の」



嗚咽しながら男の子が楓に訴えた。




「そっかー…

じゃあお姉ちゃんたちが探してあげるね。

ママはどんなお洋服着てるかな?」





楓はしゃがんで、優しく聞いた。




「青…」



「青かー」



「それでね、帽子かぶってるの」





帽子…



じゃあ見つけやすいかもな…