本当の「好き」に気づいたとき、




「うわー!美味しい!

よくこんな所知ってるよね!」




私はパスタを頬張りながら雄大に言った。




店は少しレトロっぽい雰囲気だった。



茶色、オレンジの系統で統一されていて、椅子やテーブルも店に似合っていた。



そんな店内を見渡していると、




「……なぁ、楓」




「ん?なに?」



「……」





私を呼んでおいて黙る雄大。





「何したの?」



再度、聞き返す。




「…………やっぱ何でもない」




なんなのよ!



結構真剣な話かと思ったのに!





まあ、いいんだけどさ…




それから話なんかも結構して、食べ終わる頃にはかなり時間が経っていた。













「や、これくらい払うから!」




「いいって」



「でもプラネタリウムも…!!」



「ほら時間なくなるから」



結局私はお昼代も払ってもらってしまった。




…悪いな…



「ありがとう…」



店を出て雄大にお礼をいう。



「不本意だけど…」



私は雄大を見た。



「しつこいよな、お前」



「いやだってお金に関しては…」


「大丈夫だって。

気にすんな」



雄大は私に笑いかけて歩き出した。