「あっ、流れ星!」
左から右へ流れた星を見て私は言った。
それを筆頭に、たくさんの流れ星が流れる。
「あれはしぶんぎ座流星群。
一月の主要流星群だよ」
し、しぶんぎ?
「す、すごい!
他は他は?」
雄大が宇宙に詳しい…!?
すごい…こんな知識を持っていたなんて。
こんな雄大、知らなかった。
雄大の新たな一面を見た気がした。
「あとは…冬の三角形かな。
プロキオンとシリウスとオリオン座の一等星ベテルギウス。
オリオン座はわかるだろ?」
「あの…3つあるやつだよね?」
「そうそう!
ちょうど…」
すると雄大は私に顔を近づけて私の腕を持った。
「楓の位置から見ると…
ここら辺!」
私の指の先に、冬の三角形。
ふと雄大を見ると、子供のように目を輝かせて空を見ていた。
雄大が宇宙好きだなんて知らなかった…。
ましてや宇宙飛行士の事なんて…全然知らない。


