本当の「好き」に気づいたとき、



「雄大暗くなってきたよ!」



「そうだな」




中へ入って席について、少ししたら暗くなり始めた。




都会なんかでは見られない、綺麗な星空が広がった。





「わあ…」




プラネタリウムってこんなに綺麗なんだ。




私は感動していた。




「楓はこんな綺麗な星空、生で見たことある?」




「ない…かな…」



どっかの草原とかじゃなきゃ見られないよきっと。




「俺昔、父さんと新太と見たことがあるんだよ。

本物」





そう語り出した雄大。



目は真っ直ぐと、空を見ていた。





「それから宇宙に興味持ち始めてさ。


結構星座とか銀河系とか調べたりして」




「そうなんだ…」




「まあその時は、小学生中学生の好奇心だったんだけどさ」




そう言うと雄大は私を見て言った。




「今は宇宙を勉強しようと思ってる」



え?



勉強?




「宇宙飛行士。

なりたいもの、見つけたんだ」




雄大の突然の告白に私の思考が止まった。





「宇宙飛行士…!!」




「そ。

あ、ほら、今はちょうど一月の夜空」




雄大が空を指さした。