それから服を買って、千里と映画を見たり、ご飯を食べたりした。


千里と過ごすのはとても楽しかった。



そして夕方になり、駅まで歩く。




「ん~楽しかった!

じゃー頑張んなね!楓」



「う、うん…」



「…千里も頑張らないと…

坂下くんイケメンなんだから、いつ誰にとられちゃうかわからないんだからね?」



千里が言う。


「…うん…わかってるよ」



そうだよね…雄大は…イケメン…



好きになってから気づく、雄大の魅力。



好きになればなるほど出てくる魅力。



「私、頑張るよ」



待ってるだけではダメだ。





「よし!じゃあ何かあったら連絡ね!」



「うん!今日はありがとう」


私は千里にお礼した。



電車乗り、家に着いたのは9時ごろだった。