雄大side



無言で先生について行く。



階段をあがる。



職員室…か?





「失礼します」



まだまだ先生がたくさん残る職員室へ足を踏み入れる。





そして田中先生の席まで歩く。




先生は席に座った。





「確認の成績処理は明日やるんだが…

先生方も採点ミスは少ないと言っていてな」




…?



「それで?」



「学年トップはまたお前になりそうだ。坂下」




そう言うと先生は1枚の紙を取り出し、俺に渡した。




「これは……?」



「3月までに…」





俺はその紙を見て言葉が出なかった。