本当の「好き」に気づいたとき、




「じゃ、俺買い物して帰るから」



坂下くんが途中で止まる。




「お父さん…仕事なの?」



楓が聞く。




「そうそう。最近帰り遅くてさ」




「そっか…」





また明日、と私達は分かれた。







楓と2人で帰路につく。




「また行こうね、楓」



私が楓に話しかける。





「…」



「…」



「…」



「楓?」





え、無反応?




いつも反応してくれる楓が無反応だったので戸惑っていると…






「千里」




「ん?」




楓は急に立ち止まり下を向いた。