本当の「好き」に気づいたとき、



雄大side



ふと楓を見ると潤んだ目で俺を見ていた。




えぇ!?





身長的に上目遣いで見られるわけで。




たまらなく可愛く、愛おしい。





意味もなく話したり、暇だから遊びに行ったり。



一緒に勉強したり。





この距離感だから、この関係だからできるのかな。



それとも1歩先へ進んだら、何か違うのだろうか。




でももし想いを伝えて、この関係を壊してしまったら。




今まで普通にできたことが出来なくなる。




それどころか今以上に距離が遠くなってしまうだろう。




でも。



このままだったら…



もしまた楓が他の男に恋をしてしまったら。




それこそ後悔するんじゃ…。





俺はジレンマに陥っていた。