「もー恋人じゃん」
次の日の放課後、私は千里と残って勉強していた。
「ちちち違うよ!!」
「何回デートしてんの」
そりゃ…そうだけど…
「雄大にとって私は普通の幼馴染みだから気軽に誘えるんだよ。
2人で遊ぶって昔もあったし…
私だけが特別ドキドキしてるだけで…
雄大からしたら普通のことなんだよ」
そう。そうなの。
私は自分に言い聞かせるように言った。
「そんなもんかなー」
千里が言う。
「そ。まあそれでもいいんだ。今は。
ていうか、とりあえず勉強頑張らなきゃだから!」
私は教科書を広げる。
「はいはい。頑張ってねー」
勉強に取り掛かろうとしたとき。


