2人で歩いている。



女子と話す真田くんはあまり見たことがない。



なのに!





「まさか…あの2人…」



私が言うと



「いや、デキてはないね」



千里が否定した。




「そうなの?」




私が千里に聞いたそのとき






「陽介じゃん!!」




後ろから声が聞こえた。



振り返るとすぐ後ろに佐野くんがいた。




「これは聞かなきゃだな…」





「さ、佐野くん…」



いきなりの登場に千里が驚いている。




佐野くんも真田くんのことを知らなかったみたいだ。




「花火んとき、あの子が来たんだよ。

陽介のとこに」




……………





……………





……………






あ!




「そういえば私聞かれたよ。

真田くんの居場所!」



思い出した!