本当の「好き」に気づいたとき、



「じゃ行こっか!」

佐野くんが私と千里に行った。


「うん!」


私は胸を踊らせていた。


そこから離れようとしたとき、雄大とすれ違った。


「あっ、雄大」


忙しくてなかなかクラスの違う雄大とは会っていなかった。


「佐野と同じ?」


「そう!」



「そりゃ良かったな。

忙しかっただろうから言わなかったけど

終わったらウチ来いよ。特訓だ」



無邪気に笑う雄大。


なんだか和んだ。


「ふふ。わかったよ!」



やっぱり幼馴染みって大切なんだな。


そう思って雄大と分かれた。






広い歩道を四人で歩く。




前に佐野くんと真田くん、後ろに私達、という形で歩いていた。


「佐倉と有沢は仲いいけど中学一緒なの?」


佐野くんが振り返った。


「ううん違うよ。

高校で初めましてだよね」


私が千里に笑った。


「そうだねー」


そのとき、


「え!?嘘!アイスクリームの屋台があるんだけど!」


千里が叫んだ。


少し先にアイスクリームの屋台があった。


普通に立っていた。


「すごい!なんか初めて見た!」


千里は走り出した。全速力で。


「わっ!?」


そして何故か真田くんの腕も引っ張っていた。


「おい!?」


「ちょーっとだけ付き合ってよ!」


二人は走っていってしまった。