本当の「好き」に気づいたとき、



「はーい!じゃあクラスで写真撮った所から解散ねー!

3時には集合場所に居るように!」


先生が叫んだ。


次は私達のクラスの番だ。


一学年できているからバスの量が半端じゃない。

人の量も。


私と千里は気づけば端っこになってしまった。


真ん中らへんで撮るであろう佐野くんを見て千里がいう。


「あっ、しくった」



私も本当にそう思った。



佐野くんは真田くんとわいわいしていた。


仕方ない…隣がよかったけど…


他の女子に占領されるだろう。


私は諦めて先生の構えるカメラを見た。







と、その時



誰かが隣に来た。


私は端じゃなくなっていた。


え?


そう思ってその人物を見上げた。




「佐野くん!?」




さっきまで真ん中にいたのに。






「ほら、端っこって嫌だろ?

まあ俺は好きなんだけどね」



ニコッと私に笑う佐野くん。



佐野くん…。



端にもならなかったし佐野くんとも隣で撮れた。