本当の「好き」に気づいたとき、




そのとき






「………え」








楓と目が合った。





楓!?






俺と目が合った瞬間、楓は後ずさりし、来た方向を引き返す形で走っていってしまった。




くそっ…………………!!




よりによって…一番見られたくないやつに…!




しかも不可抗力だこれは…!!




「もう当番終わりだよなっ…」



「え?」



俺は力ずくで山口を引き離し、席を立つ。




「雄大くん!?」




山口を無視して楓の後を追いかけた。