本当の「好き」に気づいたとき、




「雄大くん…」



さっきとは別人のようだった。



そして、グイッと俺に一気に近づいた。




「……!?」




俺が戸惑っているのをよそに山口は俺のネクタイを引っ張った。



「…ちょ…」



「雄大くんにも…わかるでしょ?

どうしても手に入れたい…って気持ち」




山口のネクタイを引っ張る力が強まる。



より顔が近くなる。



「は…?」



「私…本気だよ?」



山口はニヤっと笑った。