本当の「好き」に気づいたとき、




雄大side




当番をし始めて結構経った。



もう少しで終わる。



だからきっと楓も終わる頃だろう。



次こそは……



「雄大くん!」



「……なに」



「さっき全然一緒にまわってくれなかったね?」



山口はずっと俺の傍にいた。



受付の、今このときも。



「鬱陶しい。近寄んな」



俺は冷たくあしらう。


こうして隣に座ってるだけでも嫌なのに。




なんで楓じゃないの?って思ってしまう。



すると山口は真剣に俺を見つめた。