本当の「好き」に気づいたとき、




楓side



「そっか…ならよかった」





佐野くんは優しく微笑む。



そして私から離れた。








何したんだろ…



私は佐野くんを不思議に思い、見つめた。






「…っ……なに…?佐倉…」







じっと見つめていると佐野くんは赤くなりだし、私から目線を外した。




今日の佐野くん何かおかしい気がする…





「…てか佐倉、もうそろそろ当番だから教室…行こ?」





「え?もうそんな時間?」





「うん」



ほら、と佐野くんは左腕につけている自分の腕時計を私に見せてくれた。




そして私と佐野くんは自分たちの教室に向かった。