本当の「好き」に気づいたとき、


「じゃあ坂下くんとまわればいいじゃん!」



今日のことを説明すると千里はそう言った。



「う、うん…」




「言えばいいじゃん。まわろーって」




「えっ」




すると千里は、はぁ?と言い私を見た。



「言えないの?」




「そっ、そりゃ…今までとは違うし…」




もう幼馴染みとして見れないっていうか…




“好きな人”




なんだから簡単に話せないわけで。




「まあそれならそれで坂下くんが来てくれるか」




「…」







結局私は次の日も次の日も言えず、ついに文化祭当日になってしまった。