本当の「好き」に気づいたとき、



龍輝side



……女子たちは聞こえてないと思ってるんだろう。



女子トークは意外と男子の耳によく入ってくるもので。





佐倉は雄大の誕生日にいいことがあったらしい。




でも。





俺は引かない。






幸い、雄大と佐倉はクラスが別だ。





隣とは言え、文化祭は忙しいしなかなか雄大は佐倉に会えまい。



準備の段階から文化祭当日まで。







すると先生が教室に入ってきた。




「1時間目は文化祭について話し合う」



そう言うと先生は委員長の男子と目を合わせた。




「何か企んでる?」




陽介が俺に聞いてきた。