本当の「好き」に気づいたとき、





「…という事なんでー…今日は勉強会はー…」


昼休み、廊下で私は申し訳なさそうに雄大に言った。


「ま、仕事なら仕方ねぇな」


喧嘩のことなどとっくにお互い忘れていた。



「実行委員なもんで…」


私はニコッと笑った。


「まあその代わり明日で取り返せばいいよな」


ニヤッと雄大が笑う。

「えっ」




「じゃ、頑張ってな〜

優秀な実行委員さん?」



雄大のやつ…絶対バカにしてる!!!



何よ!実行委員ですが何か!


実行委員様様ですが何が!!!



なんなのあいつ!








ー放課後ー


私と佐野くんは空き教室で作業を始めた。


「この教室、使えるよな」


「た、多分」


薄暗く、ホコリっぽい。


さすが空き教室だ。


「二人で終わるかな」


佐野くんがプリントをトントン、とまとめながら言った。


「結構多いよね…」


私もプリントの量を見て共感する。


外はどんどん暗くなっていく。


私が外を見てると…


「あ、大丈夫ちゃんと家まで送るから」

!?!?